キロ26 4



1961年3月31日帝国車両製の1-1次車で、昭和35年度民有債で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット1〜5全車が苗穂へ配置されている。当車は非冷房車として落成している。同グループはキハ58系で最も初期に投入されている。苗穂ではまず前年よりキハ55系で運行されていた急行「すずらん」の置き換え及び1961年4月より運行開始した急行「狩勝」で使用開始した。新製後間もない1962年には運用の都合で函館へ転じ、急行「宗谷・摩周・オホーツク」で使用された。その後この3階建て急行は輸送量の増大でそれぞれ単独で運行されるようになり、1965年には苗穂へ転属した。以降苗穂では道内全域の急行で活躍したが、「55-10改正」では急行グリーン車の大幅削減により余剰となり、1981年6月19日に廃車となった。

側面は、1-1次車特有の直線状の腰折れが特徴である。それ以外は1-2次車以降とほぼ同様である。また冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは角型と標準型が混じって搭載されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


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