キロ26 10



1961年9月25日日本車両製の1-2次車で、昭和36年度本予算(内示)で函館運転所に新製配置された。同一ロット8〜10全車が函館へ配置されている。当車は非冷房車として落成している。函館では新設された三階建急行の「オホーツク」「宗谷」「摩周」で使用されたが、輸送力の増加に伴いこの3階建て急行も後にそれぞれ単独運転となった。1968年には函館へ200番台が投入されたことから、当車は玉突きで旭川へ転属し、急行「かむい」「狩勝」等で活躍した。しかし「55-10改正」で急行グリーン車の削減が行われると余剰となり、1982年1月23日付で廃車となった。

側面は、冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。なお昭和36年度日本車輛製のキロ26は、1-3位側機関冷却水給水口位置が他と違い前から3番目の窓下付近にある。(キロ28の給水口位置とほぼ同じ)
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは北海道では珍しく小判型で統一され、さらにルーバーがスリット状とメッシュ状が混在していた。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。

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