キロ26 17



1962年11月24日帝国車両製の4次車で、昭和37度本予算で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット16〜18のうち、17・18が苗穂へ配置されている。当車は非冷房車として落成している。苗穂機関区では道内全域の急行で使用され、1968年までに冷房化されたが、1965年に札幌運転区が開区すると一部の運用は札幌へ移管され、当車も札幌運転区へ転属した。札幌では苗穂と共に道内全域で使用されたが、札幌への特急型や電車の増備後は主に「すずらん」「ちとせ」で使用された。「55-10改正」では臨時「すずらん」の廃止や「ちとせ」の削減により余剰となり、当車は1980年10月10日付で苗穂へ転属した。しかし苗穂での活躍は長くなく、「56-10改正」で余剰となり、1982年7月15日付で廃車となった。

側面は、ほぼ原形のままであるが、冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは角型と標準型が混じって搭載されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る