キロ26 18



1962年11月24日帝国車両製の4次車で、昭和37度本予算で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット16〜18のうち、17・18が苗穂へ配置されている。当車は非冷房車として落成している。苗穂機関区では道内全域の急行で使用され、1968年までに冷房化されたが、1966年に札幌運転区が開区すると一部の運用は札幌へ移管され、当車も札幌運転区へ転属した。札幌では主に千歳線・室蘭本線の急行「すずらん」「ちとせ」「えりも」を主体に運用されるようになった。国鉄末期は急行の特急格上げにより活躍の場は狭まり、「59-2改正」で季節急行「すずらん」のグリーン車廃止により余剰となり、1984年2月2日付で苗穂へ転属した。苗穂では最後まで残っていた急行「大雪」「かむい」の運用で使用されたが、「60-3改正」ですべての急行グリーン車が外されると余剰となり、1986年3月31日付で廃車となった。

側面は、ほぼ原形のままであるが、冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは角型と標準型が混じって搭載されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


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