キロ26 101



1963年4月19日帝国車両製の5-1次車で、昭和37年度第2次債務で函館運転所に新製配置された。同一ロットは当車のみである。当車は非冷房車として落成している。函館では急行「宗谷」で使用開始したほか、急行「ニセコ」「摩周」でも使用された。冷房化は1968年までに行われている。「ヨンサントオ改正」で受け持ち区の整理が行われた後は主に急行「宗谷」で長く活躍した。「55-10改正」で室蘭本線系統の急行が削減された際に苗穂へ転属した。苗穂では急行「宗谷」「天北」「大雪」「かむい」等の運用で使用されたが、次第に急行のグリーン車運用は減少し、最後は「60-3改正」ですべての急行グリーン車が外されると余剰となり保留車となる。そしてそのまま活用されることなく国鉄末期の1987年3月16日付で廃車となった。

側面は、ほぼ原形のままであるが乗降ドア下部隅の丸窓は埋められなくなっている。また冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは角型と標準型が混じって搭載されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


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