キロ26 103



1963年5月23日帝国車両製の5-1次車で、昭和37年度第2次債務で函館運転所に新製配置された。同一ロット102・103両車とも函館に配置されている。当車は非冷房車として落成している。函館では急行「宗谷」で使用開始したほか、急行「ニセコ」「摩周」でも使用された。冷房化は1968年までに行われている。「ヨンサントオ改正」で受け持ち区の整理が行われた後は主に急行「宗谷」で長く活躍した。「56-10改正」で急行「宗谷」は札幌で系統分離され苗穂担当となり、この際に1981年10月7日付で苗穂へ転属した。以降は道内全域の急行で使用されたが「59-2改正」で余剰となり、1984年11月9日付で廃車となった。

側面は、冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元非冷房車のため屋根が高く、冷房化に際しクーラー脇に押込み通風器が設置されている。クーラーは北海道では珍しく小判型のAU13Nで統一されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


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