キロ26 105



1965年11月25日帝国車両製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で札幌運転区に新製配置された。同一ロットは当車のみで、また6-5次車のキロ26も当車1両のみである。当車は冷房準備車として落成している。札幌では苗穂機関区と共に道内全域の急行で使用されたが、次第に千歳線・室蘭本線の急行を主体に運用されるようになった。冷房化は1968年までに行われている。その後は主に急行「ちとせ」「かむい」で活躍し、「55-10改正」で急行「ちとせ」が大幅削減されると残った季節急行「すずらん」の運用で使用された。その急行「すずらん」も「59-2改正」で廃止され、当車は1984年2月16日付で苗穂へ転出した。苗穂では最後まで残っていた急行「大雪」「かむい」の運用で使用されたが、「60-3改正」ですべての急行グリーン車が外されると余剰となり、1986年3月31日付で廃車となった。

側面はほぼ原形のままであるが、冷房発電セット用の吸気口が2-4位側側面に設けられている。
屋根上は、元冷房準備車であり屋根が低いタイプである。クーラーは角型と標準型が混じって搭載されている。
床下は、4DQ-11P発電セットを搭載している。


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