キロ28 15 → キハ28 5002



1961年6月30日帝国車両製の1-2次車で、昭和36年度本予算(内示)で高松機関区に新製配置された。同一ロット15〜18のうち、15〜17が高松へ配置された。当車は新製時は非冷房車である。当車は初期車では極めて珍しく新製から廃車まで高松を離れておらず、一貫して四国内の急行グリーン車で活躍した。1980年11月1日より四国内の営業施策変更により急行のグリーン車は普通車指定席へ格下げされキハ28 5002へ改番された。その後も急行で活躍したが四国内の元グリーン車は経年車が多く他区より転入の後期車で置き換えられる流れが進み、当車は「59-2改正」で岩国より転じたキロ28 2189改番の5213と交代する形で1984年7月10日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セットが搭載された際にこれの吸気口が2-4位側へ設けられている。四国では早くから汚物処理装置が取り付けられており、その点検蓋が設けられている。
屋根上は元非冷房車のため屋根が高く、また冷房化に際しクーラー脇に押込通風器が設けられている。なお当車は晩年小判型のAU13クーラーを搭載していた。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載されている。また便所床下には汚物処理装置が取り付けられている。水タンクは新型のFRP製に更新されている。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る