キロ28 51



台車がDT27系に交換されたキロ28。

1962年4月25日帝国車両製の3次車で、昭和36年度第3次債務で米子機関区に新製配置された。同一ロット49〜52のうち、49〜51が米子へ配置された。当車は新製時は非冷房車である。米子では従来のキロ25を置き換え、山陰地区の急行・準急列車で使用されるようになった。1966年には米子へキロ28新製冷房車が投入されたことから玉突きで和歌山へ転じた。和歌山では急行「きのくに」を中心に紀伊半島の急行で活躍した。1980年3月には和歌山機関区の関西本線運用の一部が奈良区へ移管され、当車は1980年3月3日付で奈良へ転属した。奈良では急行「かすが」「紀州」などで活躍したが「57-11改正」前にグリーン車が編成から外され、1982年6月11日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セットが搭載された際にこれの吸気口が2-4位側へ設けられている。
屋根上は元非冷房車のため屋根が高く、また冷房化に際しクーラー脇に押込通風器が設けられている。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載されている。また当車は和歌山時代にキハ81系発生品のDT27系台車と交換されている。


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