キロ28 84



1963年2月1日帝国車両製の4次車で、昭和37年度第2次民有で秋田機関区に新製配置された。同一ロット84・85両車とも秋田へ配置された。当車は新製時は非冷房車である。秋田では主に奥羽本線系統の急行で活躍した。1965年度にはダイヤ改正で青森へ転属し、引き続き奥羽本線系統の他東北北部の急行で活躍した。また当車は1968年までに冷房化されている。1970年10月のダイヤ改正では受け持ち区の変更があり当車は弘前へ転属し、奥羽本線北部の急行で主に活躍した。しかし東北・上越新幹線開業に伴う「57-11改正」で東北地区の急行が大幅削減された際に急行グリーン車は全車余剰となり、保留車として在籍したのち1985年9月30日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セットが搭載された際にこれの吸気口が2-4位側へ設けられている。
屋根上は元非冷房車のため屋根が高く、また冷房化に際しクーラー脇に押込通風器が設けられている。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載され、保護板が設けられている。
妻面では、弘前では普通車の冷房車は存在せず冷房電源引き通しを設置する必要が無いため、これが設けられていない。


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