キロ28 118



1963年9月13日帝国車両製の5-2次車で、昭和38年度民有債で新潟運転所に新製配置された。同一ロット115〜119のうち115〜118が新潟へ配置された。当車はAU12用の冷房準備車として落成した。新潟では急行「赤倉」「きたぐに(後の越後)」「いいで」等で活躍した。その後1968年までにAU13を搭載し冷房化されている。1969年に新潟へ4VK付きのキロ28最終増備車であるキロ28 2510〜2513が投入されると玉突きで小牛田に転じた。小牛田では急行「あがの」「千秋」「くりこま」等で活躍した。しかし1972年3月改正で急行「くりこま」が電車化されると余剰となり、1972年5月14日付で金沢へ転属した。金沢では急行「大社」の金沢編成で活躍したが同編成は「53-10改正」で廃止され、1978年9月25日付で大分へ転属した。なおこの転属で従来のキロ28 19が玉突き廃車されている。大分では急行「火の山」「由布」で活躍したが、「55-10改正」で急行「錦江」の廃止された鹿児島や、「出島・弓張」の減便された竹下から状態の良い新製冷房車が転入すると余剰となり、1981年3月16日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セットが搭載された際にこれの吸気口が2-4位側へ設けられている。
屋根上はAU13を搭載し冷房化されている。当車はAU12用の冷房準備車であったため、屋根高さが非冷房車と同じというグループである。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載されている。


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