キロ28 126 → キロ28 2126



1963年12月20日帝国車両製の6-1次車で、昭和38年度第2次債務で宮原機関区に新製配置された。同一ロット125〜127のうち、125・126が宮原へ配置された。当車はAU12用の冷房準備車として落成した。宮原では急行「きたぐに(後の越後)」で活躍した。その後1968年までにAU13を搭載し冷房化されている。1969年には急行「越後」用にキロ28 2500番台が投入され、当車は玉突きで1969年6月19日付で名古屋へ転属した。名古屋では急行「のりくら」「紀州」「きそ」等で広範囲に活躍した。その後1977年には長野との間で車両交換があり、1977年10月23日付で長野へ転出した。尚同日にキロ28 58が長野から名古屋へ転属している。長野では急行「ちくま」「越後」で活躍し、1977年12月26日付で運用効率を上げるため発電ユニットが4DQ-11Pから4VKへ換装され2126へ改番された。しかし「53-10改正」で気動車急行「ちくま」「ゆのくに」は廃止され、1978年9月28日付で美濃太田へ転属している。美濃太田では急行「のりくら」「紀州」「大社」等で活躍したが急行の削減により活躍の場は狭まり、特に美濃太田区の急行運用は削減が続き1986年7月23日付で廃車となった。

側面は、客室窓が美濃太田時代にユニット式に改造されて大きく姿を変えている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。当車はその4VK用の吸気口が他車より位置が低く側窓より下にあるという変形車である。
屋根上はAU13を搭載し冷房化されている。当車はAU12用の冷房準備車であったため、屋根高さが非冷房車と同じというグループである。
床下では、冷房発電セットが3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは原形の鋼製のままである。


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