キロ28 134



1964年3月2日帝国車両製の6-1次車で、昭和38年度第2次債務で長崎機関区に新製配置された。同一ロット133・134のうち当車のみが長崎へ配置されている。当車はAU12用の冷房準備車として落成した。長崎では長崎本線・佐世保線系統の急行「いなさ・弓張」等で活躍したが、運用持ち替えで新製後間もなく大分に転じている。その大分でも1964年5月に新製冷房車の第一陣である139〜142が投入されると当車は早くも捻出され、北海道で夏期使用されて5月24日付で札幌に転じたのち9月13日付で新潟に転じた。新潟では急行「越後」「赤倉」「いいで」「いなわしろ」等で活躍した。新潟では1982年11月改正で前記急行が廃止されるまで活躍し、1984年6月30日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セットが搭載された際にこれの吸気口が2-4位側へ設けられている。
屋根上はAU13を搭載し冷房化されている。当車はAU12用の冷房準備車であったため、屋根高さが非冷房車と同じというグループである。クーラーキセは角型を装備していた。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載されている。


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