キロ28 142



1964年5月15日帝国車両製の6-2次車で、昭和38年度第3次債務で大分運転所に新製配置された。同一ロット139〜142全車が大分へ配置されている。当車は新製時より冷房車である。大分では急行「火の山」「由布」「西九州」「ひまわり」等の横断急行の他、「しいば」等日豊本線の急行でも活躍した。1965年度には運用移管で竹下へ転じ、以降九州北部や長崎方面の急行で長く活躍した。「55-10改正」では九州内の急行削減が行われ、また長崎本線の「出島・弓張」の一部が特急格上げされたことから竹下区の急行運用は無くなり、1980年10月4日付長崎へ転じ引き続き急行「出島・弓張」で活躍した。しかし「57-11改正」で両急行が廃止されると1982年11月25日付で熊本へ転じ、急行「えびの」で使用されるようになった。なおこの転属で熊本のキロ28 6が廃車になっている。その後熊本での活躍は長く続かず「59-2改正」で九州内の全急行からグリーン車が外されると余剰となり、1984年9月19日付で廃車となった。

側面は、おおむね原形であるが、4DQ-11P発電セット用の吸気口が2-4位側へ設けられている。
屋根上は原形のままである。クーラーは初期型のAU13を搭載している。
床下では、後位側に4DQ-11P冷房電源セットが搭載されている。


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