キロ28 147 → キロ28 2147



1964年10月20日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度第2次民有で和歌山機関区に新製配置された。同一ロット147〜149全車が和歌山へ配置された。当車は新製時より冷房車である。和歌山では紀勢本線の急行「きのくに」で長く活躍した。1980年代には運用の効率化のため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1979年3月19日付で改造され2147へ改番された。しかし「60-3改正」では特急「くろしお」増発で急行「きのくに」は全廃となり、当車は用途保留のまま1985年3月14日付で亀山へ転属した。しかし亀山では保留車のまま使用されることなく、他車に先駆けて1985年度末の1986年2月17日付で廃車となった。

側面は、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は原形のままである。クーラーは初期型のAU13を搭載している。
床下もほぼ原形のままであるが、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは原形の鋼製のままである。


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