キロ28 148 → キロ28 2148



1964年10月20日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度第2次民有で和歌山機関区に新製配置された。同一ロット147〜149全車が和歌山へ配置された。当車は新製時より冷房車である。和歌山では紀勢本線の急行「きのくに」で長く活躍した。1980年代には運用の効率化のため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1981年8月13日付で改造され2148へ改番された。しかし「60-3改正」では特急「くろしお」増発で急行「きのくに」は全廃となり、当車は用途保留のまま1985年3月14日付で亀山へ転属した。しかし亀山では保留車のまま使用されることなく、国鉄末期の1987年2月10日付で廃車となった。

側面は、客室窓が和歌山時代にユニット式に改造されて大きく姿を変えている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は原形のままである。クーラーは初期型のAU13を搭載している。
床下もほぼ原形のままであるが、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは原形の鋼製のままである。


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