キロ28 150 → キロ28 2150



1965年1月25日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度第2次民有で和歌山機関区に新製配置された。同一ロット150〜154のうち、150〜152が和歌山へ配置された。当車は新製時より冷房車である。和歌山では紀勢本線の急行「きのくに」で長く活躍した。1980年代には運用の効率化のため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1979年12月14日付で改造され2150へ改番された。しかし「60-3改正」では特急「くろしお」増発で急行「きのくに」は全廃となり、当車は用途保留のまま1985年3月14日付で亀山へ転属した。しかし亀山では保留車のまま使用されることなく、国鉄末期の1987年2月10日付で廃車となった。

側面は、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は原形のままである。クーラーは角型のキセと小判型のキセが混在していた。
床下もほぼ原形のままであるが、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは原形の鋼製のままである。


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