キロ28 161 → キロ28 2161



1965年4月8日帝国車両製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で浜田機関区に新製配置された。同一ロット160〜163全車が浜田へ配置された。当車は新製時より冷房車である。浜田ではキロ25に代わり急行「だいせん」等で使用開始されたが1969年に浜田に2500番台車が新製投入されたため玉突きで米子へ転属している。鳥取では急行「だいせん」「白兎」「伯耆」等で長く活躍した。その後運用効率を上げるため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1982年4月28日付で改造され2161へ改番された。その後も同急行で活躍したが、1984年2月改正で予備車削減され1984年2月3日付で和歌山に転属した。しかし1985年3月の「60-3改正」では特急「くろしお」増発で急行「きのくに」は全廃となり、当車は用途保留のまま1985年3月14日付で亀山へ転属した。しかし亀山では保留車のまま使用されることなく、国鉄末期の1987年2月10日付で廃車となった。

側面は、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は、原形のまま変化ない。クーラーはルーバーがスリットのものとメッシュのもの、更に角型のキセが混在している。
床下もほぼ原形のままであるが、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。


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