キロ28 163 → キロ28 2163



1965年4月8日帝国車両製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で浜田機関区に新製配置された。同一ロット160〜163全車が浜田へ配置された。当車は新製時より冷房車である。浜田ではキロ25に代わり急行「だいせん」等で使用開始されたが新製直後の1965年10月には需給の関係で米子に転属している。米子では山陰本線・伯備線系統の急行で活躍したが、「47-3改正」で山陽新幹線岡山開業に伴い伯備線急行が特急化された際に急行の再編が行われ、これに関し1972年3月に鳥取へ転属している。鳥取では急行「白兎」「但馬」「砂丘」等で長く活躍した。その後運用効率を上げるため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1981年3月10日付で改造され2163へ改番された。その後も同急行で活躍したが、国鉄最後の「61-11改正」で福知山線電化により急行「白兎」が廃止され、また「但馬」のグリーン車連結も廃止されたことから用途を失い、1987年2月6日付で廃車となった。

側面はほぼ原形であるが、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は、原形のまま変化ない。クーラーはルーバーがスリットのものとメッシュのものが混在している。
床下もほぼ原形のままであるが、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。


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