キロ28 173 → キロ28 2173



1965年11月10日帝国車両製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で宮原機関区に新製配置された。同一ロット170〜173のうち、当車のみが米子へ配置された。当車は新製時より冷房車である。米子では山陰本線・伯備線系統の急行で使用された。当車は新製後一貫して米子で活躍し、1980年以降は運用効率を上げるため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1981年7月2日付で改造され2173へ改番された。その後も急行「だいせん」で使用されたが、国鉄最後の「61-11改正」で福知山線電化により急行「だいせん」が廃止されたことから用途を失い、1987年2月6日付で廃車となった。

側面は、客室窓が鳥取時代にユニット式に改造されて大きく姿を変えている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は、原形のまま変化ないが、クーラーキセはスリットタイプとメッシュタイプが混在している。。
床下は、機関予熱器がWH250に換装され、位置も7次車以降と同じになっている。冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。


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