キロ28 179 → キハ28 5016 → キハ28 5205



1966年1月19日帝国車両製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で高松運転所に新製配置された。同一ロット178〜185のうち、178〜180が高松へ配置された。当車は新製時より冷房車である。高松では四国全域の急行で活躍した。この状態は長く続いたが、1980年11月より四国内の営業施策の変更が行われ急行グリーン車は普通車指定席に格下げされることとなり、1980年11月1日付で「キハ28 5016」へ改番された。以降引き続き四国全域の急行で使用されたが、運用効率を上げるため発電ユニットを4VKに換装することになり、1981年5月25日付で「キハ28 5205」へ改造された。その後も引き続き急行の指定席車として使用されたが、国鉄最後の「61-11改正」でキハ185系投入により急行が大幅に削減され余剰となり、1987年1月20日付で廃車となった。

側面は、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。便所側面に汚物処理装置の点検蓋が設けられている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下では、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは新型のFRP製のものに交換されている。後位側に汚物処理装置が設置されている。


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