キロ28 182 → キロ28 2182



1966年1月19日帝国車両製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で鹿児島運転所に新製配置された。同一ロット178〜185のうち、181〜183が鹿児島へ配置された。当車は新製時より冷房車である。鹿児島では急行「フェニックス」「青島」「日南」等の幹線急行で長く使用された。1976年には都城との間で車両交換があり、同年12月1日付で都城へ転属した。その後運用効率を上げるため発電ユニットを4VKに換装することになり、1977年5月31日付で「キロ28 2182」へ改造された。都城では急行「えびの」として長く活躍し、腐食対策で九州では珍しく側窓がユニットに改造されたが、「59-2改正」でグリーン車が編成から外され余剰となり、保留車として在籍したのち1986年3月20日付で廃車となった。

側面は、客室窓がユニット式に改造されて大きく姿を変えている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。また当車は広島地区に準じ側面中央部窓下にサボ挿しが追設されているのが珍しい。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下では、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは原形の鋼製タンクのままである。


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