キロ28 186 → キロ28 2186



1966年4月8日帝国車両製の6-6次車で、昭和40年度第1次債務で大分運転所に新製配置された。同一ロット186〜189のうち、当車のみ大分へ配置された。当車は新製時より冷房車である。大分にはわずかの間しか配置されておらず、新製直後の1966年9月18日付で米子へ転属している。米子では山陰本線・伯備線系統の急行で活躍した。1972年3月には山陽新幹線岡山開業に伴い急行も一部再編が行われ、当車は鳥取へ転属した。鳥取では急行「但馬」「砂丘」等で長く活躍した。その後運用効率を上げるため冷房発電セットが4VKへ換装されることになり、1981年11月21日付で改造され2186へ改番された。その後も1985年3月の「60-3」改正で山陰本線の急行が削減されるとグリーン車に余剰が発生し、経年の古い車が残っていた豊岡に1985年3月16日付で転属した。豊岡では「但馬」「丹後」「丹波」等で活躍したが、1986年11月の福知山線電化に伴う急行削減で余剰となり、1987年2月6日付で廃車となった。

側面は、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。クーラーはルーバーがスリット状とメッシュ状のものが混在している。
床下では、機関予熱器が7次車以降に準じ大型のWH250へ換装されている。冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。


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