キロ28 198



当車は本州用車が北海道で継続使用された稀有な例である。

1966年10月24日帝国車両製の7-2次車で、昭和41年度本予算で美濃太田機関区に新製配置された。同一ロット196〜198全車が美濃太田へ配置された。当車は新製時より冷房車である。美濃太田では急行「のりくら」の他急行「きそ」「大社」「紀州」等、名古屋を起点とする急行で活躍した。その後1973年7月の中央西線電化による気動車急行「きそ」削減時に余剰となり、当時急行型の不足していた北海道へ転用されることになり1973年7月8日付で札幌へ転属した。札幌では本州用であることから急行「大雪」等には使用されず、専ら急行「ちとせ」で使用された。しかし「55-10改正」で室蘭本線電化により急行「ちとせ」が削減されると本州用の当車は真っ先に淘汰対象となり、1981年9月2日付で廃車となった。

側面はほぼ原形である。
屋根上は、原形のまま変化ない。
床下もほぼ原形のままである。


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