キロ28 202 → キハ28 5018 → キハ28 5207



1966年10月31日帝国車両製の7-2次車で、昭和41年度本予算で高松運転所に新製配置された。同一ロット199〜202のうち、当車のみが高松へ配置された。当車は新製時より冷房車である。高松では四国全域の急行で活躍した。この状態は長く続いたが、1980年11月より四国内の営業施策の変更が行われ急行グリーン車は普通車指定席に格下げされることとなり、1980年10月17日付で「キハ28 5018」へ改番された。以降引き続き四国全域の急行で使用されたが、運用効率を上げるため発電ユニットを4VKに換装することになり、1982年1月19日付で「キハ28 5207」へ改造された。その後も引き続き急行の指定席車として使用され、国鉄末期の急行削減後も生き残りそのままJR四国へ継承された。JR化後は1988年1月30日付でリフレッシュ工事を受け、1988年10月6日付で「四国色」へ塗り替えられた。1989年7月22日のダイヤ改正で急行「いよ」「土佐」の大幅削減が行われた際に残った急行「うわじま」の運用が松山へ移管され、当車も同日付で松山へ転属した。以降残った急行「うわじま」で活躍したが、1990年11月21日のダイヤ改正で急行「よしの川」を除き全廃され、1990年12月31日付で廃車となった。

側面は、客室窓が1枚下降窓のままで、JR四国へ継承された元キロ28では珍しい。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。便所側面に汚物処理装置の点検蓋が設けられている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下では、冷房発電セットは3両給電の4VKへ換装されている。水タンクは新型のFRP製のものに交換されている。後位側に汚物処理装置が設置されている。


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