キロ28 301  → キロ28 2301



1968年6月26日新潟鐵工製の第8-3次車で、昭和42年度第3次債務で名古屋第一機関区へ配置された。同一ロット301〜303のうち、当車のみが名古屋へ配置された。名古屋では急行「のりくら」「きそ」「紀州」等、名古屋を起点とする各方面の急行で使用された。当車はモデルチェンジ車に該当し、新製時より冷房を搭載していた。1972年度には需給の関係で美濃太田へ転属するが、引き続き名古屋を起点とする急行で活躍した。1979年4月には運用効率化のため発電セットが4VKへ換装され、2301へ改番された。その後も急行「のりくら」で活躍したが、「59-2改正」では急行が削減された関係から、「のりくら」運用の一部が名古屋へ移管され、2月4日付で名古屋へ転属した。そしてそのままJR東海へ継承された。JR化後も数少ないグリーン車入り急行「のりくら」で活躍したが、1990年3月改正で全てキハ85系の特急「ワイドビューひだ」に格上げされた際に一足先に余剰となり、1990年2月19日付で廃車となった。

側面はほぼ原形であるが、乗務員室の下降窓に点検蓋が設けられている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。当ロットは新製時より便所窓が横長になっている。
屋根上は原形のままである。
床下も原形のままである。


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