キロ28 302 → キロ28 2302



1968年6月26日新潟鐵工製の第8-3次車で、昭和42年度第3次債務で美濃太田機関区へ配置された。同一ロット301〜303のうち、302・303が美濃太田へ配置された。美濃太田では高山本線の急行「のりくら」をはじめ、名古屋を起点とする各方面の急行で使用された。当車はモデルチェンジ車に該当し、新製時より冷房を搭載していた。1979年2月7日には運用効率化のため発電セットが4VKへ換装され、2302へ改番された。その後も急行「のりくら」で活躍したが、「60-3改正」では急行が削減された関係から、「のりくら」の基本編成は名古屋へ集約され、3月13日付で名古屋へ転属した。そしてそのままJR東海へ継承された。JR化後も数少ないグリーン車入り急行「のりくら」で活躍したが、1990年3月改正で全てキハ85系の特急「ワイドビューひだ」に格上げされ余剰となり、1990年11月26日付で廃車となった。

側面は、客室窓が1枚下降窓から2段のユニットサッシへ変更され、大きく形態を変えている。また乗務員室の下降窓に点検蓋が設けられている。発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。当ロットは新製時より便所窓が横長になっている。
屋根上は原形のままである。
床下も原形のままである。


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