キロ28 307 → キロ28 2307



1968年7月8日新潟鐵工製の第8-3次車で、昭和42年度第3次債務で鳥取機関区へ配置された。同一ロット307・308のうち、当車のみ鳥取へ配置された。当車はモデルチェンジ車に該当し、新製時より冷房を搭載していた。鳥取では急行「白兎」「砂丘」「但馬」等で使用された。鳥取では山陰東部の急行で長く使用され、1981年10月27日には運用効率化のため発電セットが4VKへ換装され、2307へ改番された。「60-3改正」では急行「但馬」の運用の一部が豊岡へ移管されたことから、当車も1985年3月16日付で豊岡へ転属している。豊岡では急行「但馬」「丹波」「丹後」で活躍した。国鉄最後の「61-11改正」では福知山線電化に伴い急行「丹波」が廃止され急行「丹後」専用となり、そのままJR西日本へ継承された。JR化後も豊岡配置で急行「丹後」で使用された。1993年3月には豊岡の急行運用が福知山へ統合され、当車も福知山へ転属した。そして最後は1996年3月改正で山陰本線電化により急行は全廃され、1997年7月8日付で廃車となった。廃車後はタイ国鉄へ譲渡された。

側面はほぼ原形であるが、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。当ロットは新製時より便所窓が横長になっている。
屋根上は原形のままである。
床下はほぼ原形のままである。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る