キロ28 308 → キロ28 2308



1968年7月8日新潟鐵工製の第8-3次車で、昭和42年度第3次債務で福知山機関区へ配置された。同一ロット307・308のうち、当車のみ福知山へ配置された。当車はモデルチェンジ車に該当し、新製時より冷房を搭載していた。福知山では急行「丹後」「丹波」「但馬」等で使用された。福知山では長く使用され、1980年2月29日には運用効率化のため発電セットが4VKへ換装され、2308へ改番された。国鉄最後の「61-11改正」では福知山線電化に伴い急行「丹波」が廃止され所要数が減少し、豊岡へ転出し同区の若番車を置き換えることになり1986年11月1日付で転属した。そしてそのままJR西日本へ継承された。JR化後も豊岡配置で急行「丹後」で使用された。1993年3月には豊岡の急行運用が福知山へ統合され、当車も福知山へ転属した。そして最後は1996年3月改正で山陰本線電化により急行は全廃され、1997年7月8日付で廃車となった。廃車後はタイ国鉄へ譲渡された。

側面はほぼ原形であるが、発電セットが4VKへ換装された際に、これの吸気口が1-3位側へ設けられ、2-4位側にあった4DQ-11P用の吸気口は埋められている。当ロットは新製時より便所窓が横長になっている。
屋根上は原形のままであるが、一部のクーラーが、メッシュタイプのルーバーのものになっている。
床下はほぼ原形のままである。


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