キロ28 2309



1969年4月23日新潟鐵工製の第8-5次車で、昭和43年度第4次債務で宮原機関区へ配置された。同一ロット2309〜2311全車が宮原へ配置された。300番台の8-5次車である2309〜2314の6両全車が宮原へ配置されている。当車は新製時より冷房化されまた4VK発電セットを装備している。宮原では従来配置されていた100番台車に代わり、急行「ちくま」「ゆのくに」「越後」等で使用された。同区の担当路線は中央本線・北陸本線に及び比較的関連地に属するが、なぜか暖地向けが投入されている。1971年上期には急行「ちくま」「ゆのくに」「越後」の運用が長野へ移管され、当車は1971年4月25日付で長野へ転属した。長野では引き続き急行「きそ」「ちくま」「ゆのくに」「越後」等で活躍したが、1973年7月の中央西線電化によるダイヤ改正で運用が減少し、1973年7月12日付で名古屋へ転属した。名古屋では急行「のりくら」「きそ」「紀州」で活躍したが次第に急行は減少し、国鉄末期には急行「のりくら」のみとなっていた。そしてそのままJR東海へ継承された。JR化後も数少ないグリーン車入り急行「のりくら」で活躍したが、1990年3月改正で全てキハ85系の特急「ワイドビューひだ」に格上げされ余剰となり、1990年11月26日付で廃車となった。

側面は客室窓が1枚下降窓から2段のユニットサッシへ変更され、大きく形態を変えている。また乗務員室の下降窓に点検蓋が設けられている。
屋根上はほぼ原形のままであり、12系客車やキハ65に準じた車体断面が特徴である。
床下は、原形のままである。


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