キロ28 2313



1969年5月15日日本車輌製の第8-5次車で、昭和43年度第4次債務で宮原機関区へ配置された。同一ロット2313・2314両車とも宮原へ配置された。300番台の8-5次車である2309〜2314の6両全車が宮原へ配置されている。当車は新製時より冷房化されまた4VK発電セットを装備している。宮原では従来配置されていた100番台車に代わり、急行「ちくま」「ゆのくに」「越後」等で使用された。同区の担当路線は中央本線・北陸本線に及び比較的関連地に属するが、なぜか暖地向けが投入されている。1971年上期には急行「ちくま」「ゆのくに」「越後」の運用が長野へ移管され、以降は主に急行「たかやま」「みまさか」で活躍するようになる。この状態は長く続いたが、国鉄末期の「60-3改正」で宮原区の車両配置が廃止され向日町へ統合されることとなり、1985年3月14日付で向日町へ転属した。向日町では急行「たかやま」「みまさか」「丹波」等で活躍した。国鉄最後の「61-11改正」では福知山線電化により「丹波」が廃止され、そのままJR西日本へ継承された。JR化後も引き続き急行「たかやま」「みささ」で活躍したが、1989年3月11日改正で急行「みささ」が廃止され余剰となり、1989年3月13日付で廃車となった。

側面はほぼ原形であるが、乗務員室窓バランサー点検蓋が開けられている。
屋根上はほぼ原形のままであり、12系客車やキハ65に準じた車体断面が特徴である。
床下は、後位側に汚物処理装置が設置されている。


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