キロ28 503



1968年5月11日新潟鐵工製の第8-2次車で、昭和42年度第2次債務で苗穂機関区へ配置された。同一ロット503〜505のうち、当車のみ苗穂へ配置された。当車はモデルチェンジ車に該当し、新製時より冷房を搭載していた。苗穂へは北海道夏季輸送のための仮配置で、夏季輸送終了後の9月22日に秋田へ転属している。秋田では急行「おが」をはじめ、奥羽本線系統や東北北部の急行で活躍した。その後1972年10月のダイヤ改正では受け持ち区の変更があり当車は小牛田へ転属し、急行「千秋」「あがの」で主に活躍した。1980年10月改正では同急行からグリーン車が外され小牛田区のキロ28は軒並みキユニ28への改造種車となったが、当車は弘前へ転出しグリーン車として活用されている。弘前では急行「むつ」「きたかみ」等で運用されたが1982年11月の「57-11改正」で余剰となり、保留車として在籍したのち1986年3月31日付で廃車となった。

側面はほぼ原形のままであり、当ロットは新製時より便所窓が横長になっている。
屋根上は原形のままである。
床下は、台車がキハ81系から転用されたDT27系空気バネ台車に換装されているのが珍しい。


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