キロ28 2513



1969年4月23日新潟鐵工製の第8-5次車で、昭和43年度第4次債務で新潟運転所へ配置された。同一ロットは当車のみである。新潟では急行「赤倉」の指定席車冷房化のために新製投入され、当車の落成を待って新潟のキハ58の一部が冷房化された。これは急行「赤倉」の運行ルートに急勾配が多く、キハ28を編成に組み込むことなく普通車の冷房化を行うため、4VK発電セットを搭載したキロ28が早期から必要であったためである。以降急行「赤倉」専属車両として活躍し、急行「赤倉」の廃止された「57-11改正」で余剰となり、1982年11月28日付で前ロットの2511・2512と共に福知山へ転出した。福知山ではそれまで配置されていた初期車に代わり急行「丹後」「丹波」等で活躍し、「61-11改正」で福知山線の電化により急行「丹波」が廃止された後も後期車であることから引き続き残留し、そのままJR西日本へ継承された。JR化後も福知山配置で急行「丹後」に使用されたが、1993年の運用見直し・予備車整理の際に余剰となり、1994年3月31日付で廃車となった。

側面はほぼ原形である。
屋根上はほぼ原形のままであり、12系客車やキハ65に準じた車体断面が特徴である。
床下はほぼ原形のままである。


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