キユ25 2



唯一の気動車型郵便車。

1965年3月10日新潟鐵工製で、郵政省により新製され高松運転所へ配置された。1・2両車とも高松へ配置された。新製当初から冷房車であった。当車は急行のみならず一般型とも連結し四国の郵便輸送に使用された。しかし1986年でキユ25による郵便輸送は廃止され、1986年6月6日付で全車廃車された。廃車後は全車松山市内で保存されたが後に解体され存在しない。

正面は、新製冷房車として製造されていた当時のキロ28に準じ屋根高さが通常のキハ28より100ミリ低いため、すこし潰れたような雰囲気が特徴である。冷房車ながら他車へ給電する設備は無いため、正面パーツの配置は非冷房車に準じている。キユ25は同時期製造のキハ28・58と異なり前面補強やワイパー更新は施工されなかった。これは恐らく国鉄所有ではなかったことが原因であると思われる。
側面は、オユ10に準じた郵便車の形態が特徴である。製造時期からすると9次車に相当するが、10次車に準じ側面の給水口が車体中央寄りに設置されている。
屋根上は、新製時からクーラーを設置しており、新製時から廃車まで形態は殆ど変わっていない。
床下はキハ28の10次車に準じているが、新製時より自車用の冷房発電セットである4DQ-11が取り付けられている。なお同セットはキロ28の場合風除け板が設置されたが、キユ25には設置されていない。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る