キユ25 3



唯一の気動車型郵便車。

1971年6月20日新潟鐵工製で、郵政省により新製され高松運転所へ配置された。同一ロット3・4両車とも高松へ配置された。新製当初から冷房車であった。なおキハ58系では最後に製造された2両であり、また国鉄(郵政省)で最後にDMH17機関を搭載し新製された車両である。1965年に新製された1・2の増備車として急行のみならず一般型とも連結し四国の郵便輸送に使用された。しかし1986年でキユ25による郵便輸送は廃止され、1986年6月6日付で全車廃車された。廃車後は全車松山市内で保存されたが後に解体され存在しない。

正面は、モデルチェンジ車に準じて製造されている。冷房車ながら他車へ給電する設備は無いため、正面パーツの配置は非冷房車に準じている。
側面は、オユ10に準じた郵便車の形態が特徴である。
屋根上は、新製時からクーラーを設置しており、新製時から廃車まで形態は殆ど変わっていない。1・2は前位側に通風器が付いていたが、3・4では強制換気装置に変更されている。
床下は1・2に準じており、接触器や蓄電池の箱の形状はモデルチェンジ車ではなく平窓車と同一になっている。新製時より自車用の冷房発電セットである4DQ-11が取り付けられている。なお同セットはキロ28の場合風除け板が設置されたが、キユ25には設置されていない。


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