1-aa 貫通路渡り板ヒンジ 

 

キハ58系の貫通路には渡り板が設けられておりこれにはヒンジが付いていますが、このヒンジには古いものと新しいものの2種類が存在します。

 

A. 古いタイプ

ヒンジと渡り板本体が左右2つずつのリベットのようなもので固定されているタイプ。比較的古い車に付いているもの。

 

B. 新しいタイプ

ヒンジが渡り板に溶接されているタイプ。比較的新しい車に付いているもの。

 

調査結果

製造次数/形式 キハ27 キハ56 キハ28 キハ57 キハ58
製造メーカー 東急 新潟 東急 帝車 新潟 日車 日車 富士 新潟 日車 東急 富士
昭和35年度民有債 1-12
A
1-5
A
- - - - - - - - - -
昭和35年度債務 - - 1-10
A
- - - 1-6
A
7-13
A
1-10
A
- - -
昭和36年度本予算(内示) 13-16
A
6-14
A
11-13
A
- - - 14-21
A
- 31-42
A
11-30
A
43-53
A
54-70
A
昭和36年度本予算(残) 17-22
A
15-30
A
51-75
801-804
A
30-50
A
14-29
A
- 22-29
A
- - 71-90
A
801-808
混在
91-114
A
昭和36年度利用債 23-35
B
31-35
B
- 79-81
B
- 76-78
A
- - 120-123
B
- - 115-119
B
昭和36年度第2次債務 36-39
B
36-41
B
104-121
A
82-103
A
- - - - 148-157
B
124-147
B
- 158-173
B
昭和36年度第3次債務 - - 131-136
B
122-130
B
- - - - 174-189
B
- - -
昭和37年度以降 全車B 全車B 全車B 全車B 全車B

概ね昭和37年(1962年)3月頃までは古いAタイプが使用され、昭和37年3月から6月の間がメーカーにより過渡期となり、昭和37年7月以降は新しいBタイプで統一されています。ただし、双方に互換性があったと思われ、ごく一部の車は晩年に古いAタイプから新しいBタイプへ交換されました。(例:キハ28 2048、キハ58 63・69・87・90・92・106など)

 

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